[マザーボード] CMOS クリア後に Intel/AMD 800 シリーズの BIOS で Full HD Setup が無効になってしまう
Full HD Setup で表示できる BIOS セットアップ プログラム(UEFI BIOS Utility)の解像度は 1920 x 1080 です。Full HD Setup 機能は、モニターとグラフィックスカードの両方がフル HD(1080p)以上の解像度に対応している場合にのみサポートされます。また、GPU とモニター間の互換性によっては、機能が制限される場合があります。
BIOS POST 時に CMOS クリア 操作が検出された場合、BIOS はこの起動プロセス中に Full HD Setup オプションを強制的に[Disabled(無効)]に設定します。
フェイスセーフメカニズム(CMOS クリア後の挙動):
1. BIOS POST 時に CMOS クリア 操作を検出すると、BIOS はこの起動プロセス中に Full HD Setup オプションを強制的に[Disabled(無効)]に設定します。
2. CMOS クリア後、POST 画面に <Press F1 Run SETUP> メッセージが表示され、セットアップに入り、デフォルト設定を読み込むよう促します。
3. <F1>キーを押して BIOS セットアップ プログラムに入ると、多くの環境で正常に表示されるよう BIOS セットアップ プログラム画面は 1024 x 768 モードで表示されます(この時、Full HD Setup が[Disabled]になっていることを確認してください)。
4. <F5>キーを押して BIOS の既定値を読み込むと、Full HD Setup は[Enabled]に戻ります。
手動で設定する場合は、BIOS > Advanced Mode > Tool > Full HD Setup を[Enabled]に設定します。
5. <F10>キーを押して設定を保存し、BIOS セットアップ プログラムを終了してシステムを再起動します。次回 BIOS セットアップ プログラムに入ると、Full HD Setup 機能が有効になります。BIOSは、モニターとグラフィックスカードの両方がフル HD(1080p)に対応しているかどうかを自動的に判断します。
注意:手順4 でBIOS の既定値を読み込まず、また Full HD Setup の設定を変更せずに<F10>を押して設定を保存・終了した場合、Full HD Setup は[Disabled]のままとなります。