ROG FLOW Z13のVRAMの割り当てを調整する方法
2025年のROG Flow Z13はユニファイドメモリ設計を採用しており、CPUとGPUで1つのシステムのメモリ(RAM)プールを共有できます。専用のグラフィックスカードを搭載したノートパソコンでは、ビデオメモリ(VRAM)を変更することはできませんが、これによりシステムをより自由に制御できるようになり、手元のタスクに合わせて利用可能なVRAMの量をカスタマイズできるようになります。
VRAM割り当ての調整は以下のような場合に有効です:
- 最新のゲームで、高解像度のテクスチャを使用するためにVRAMを増やしたい
- VRAMを大量に使うゲームで、画面のカクつきを抑えるためにVRAMを増やしたい
- VRAMが少ないとゲームが起動しないようなゲームでのトラブルを解決したい
- ゲームとは別にバックグラウンドで動作させたいソフトがあり、VRAMを減らすことでシステムメモリの空き容量を解放したい
VRAMの割り当て量を変更するには、Armoury Crateを開き、システム設定>メモリー解放の順に移動します。
表示された画面にあるiGPUに割り当てられたメモリのドロップダウンメニューで、統合GPUのメモリ割り当て量を変更することが可能です。
初期設定は4GBですが、最小0.5GB、最大96GBまで増やすことができます(128GB Flow Z13の場合)。割り当て可能な値については、以下の表をご確認ください。設定を反映させるためにはROG Flow Z13の再起動が必要です。 ※国内発売製品の合計メモリ容量は64GBまたは32GBになります。
Total Memory Capacity (GB) | Default Value (GB) | Customizable Value (GB) |
---|---|---|
32 | 4 | 0.5, 1, 2, 4, 8, 16, 24 |
64 | 4 | 0.5, 1, 2, 4, 8, 16, 32, 48 |
128 | 4 | 0.5, 1, 2, 4, 8, 16, 32, 64, 96 |
また、必要に応じてシステムが自動的にVRAM容量を割り当てるようにしたい場合は、自動設定もあります。ただし、一部のアプリではこの機能が正しく認識されず、「システムスペックがゲームの最低システム要件を満たしていないようです。ハードウェアスペックとGPUの設定を確認してください」または「検出された使用可能なグラフィックメモリが必要な量を下回っています」というがメッセージが表示されることがあります。この場合、自動モードをオフにして必要な量のVRAMを割り当てると、通常通り起動できる場合があります。
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