コマンドセンターを使用したROG Flow Z13の操作方法
2025年のROG Flow Z13 は、2-in-1ゲーミングノートPCで、より快適に使用するためのツールを豊富に備えています。しかし、それらのツールを管理する方法が必要です。そこでROG Flow Z13を思い通りに操作できるよう、すべての機能を一つにまとめたコマンドセンターを搭載しました。ノートPCモードでも、タブレットモードでも、ゲームでも、生産性の高い作業でも、思い通りの体験ができます。この記事では、コマンドセンターボタンがどのようにROG Flow Z13の使用を最適にするかを紹介します。
ROG Flow Z13のコマンドセンターでできること
コマンドセンターボタンはROG Flow Z13の側面にあります。タップすると、カスタマイズ可能なオンスクリーンメニューが開き、サイドバーモードまたはポップアップフローティングパネルモードの2つの表示形式が可能で、画面上のどこにでも移動できます。デフォルトでは、コマンドセンターはサイドバーモードで開きますが、フローティングにScreenXpertボタンで変更することができます。(これについては後ほど説明します。)
コマンドセンターにはお気に入りのアプリやツールへのショートカットが用意されています。タブレットモードでは特に便利で、デバイス上で必要な場所に簡単にアクセスするには、効率的なタップ操作が欠かせません。これは、ROG Flow Z13のタブレットとノートパソコンの利便性を両立させるもうひとつの方法です。
上から順に、コマンドセンターのデフォルト機能は以下の通りです:
- Armoury Crateを開く: この一番上のアイコンをクリックすると、オペレーティングモードやファンカーブ、ディスプレイプリセットなど、ROG Flow Z13の全ての機能をコントロールするソフトウェアに素早くアクセスできます。
- オペレーティングモードの変更:このアイコンはスピードメーターと一緒に表示され、ワンタップでシステムのパフォーマンスモードを切り替えることができます。最大限のパワーを引き出したい場合は、ターボモードを選択します。ROG Flow Z13を静かに動作させる必要がある場合、サイレントモードは電力消費を抑え、ファンを低速で動作させ、低負荷のタスクではファンを完全にオフにすることもできます。また、バランスの取れたモードもあります。
- 画面回転ロック:このアイコンを使うと、ROG Flow Z13の画面が自動回転しないようにロックすることができます。※この機能は、タブレットモードで使用する場合に適用されます。
- タッチキーボード:このアイコンでオンスクリーンキーボードを呼び出すことができます。タブレットモードで物理キーボードが使用できない時に便利です。
- マイクの切り替え:このアイコンをタップすると、ROG Flow Z13のマイクのオン/オフが切り替わります。
- 画面の録画:タップして画面を録画‐ゲーム中の映像やチュートリアルの録画など、さまざまな場面で役立ちます。
- タスクグループ:タスクグループアイコンを使えば、アプリをプロファイルに整理できるので、複数のアプリを同時に開きたいときは、プロファイルボックスをタップするだけです。プロファイルを保存するには、目的のアプリを開き、画面に表示する方法を選択し、タスクグループの画面上のプロンプトでそのレイアウトを保存します。それ以降、そのプロファイルを選択すると、選択したすべてのアプリが同時に、指定した場所で開きます。これは、特定のアプリの組み合わせを頻繁に使用し、ルーチンをスピードアップしたい場合に便利です。
- 接続デバイスのバッテリー状況:このアイコンをタップすると、ROG Flow Z13に接続されているデバイスのバッテリ残量や充電ステータスが表示されます。
- ScreenXpert:この歯車のアイコンで、画面のウィンドウレイアウト、カーソルの設定、コマンドセンターの設定などを管理、カスタマイズできます。
- フローティング ScreenXpert : このアイコンをタップすると、全ての機能アイコンが画面上のボックスに表示されます。個別のアイコンをタップする必要なく、設定済みのタスクグループや接続されているデバイスの状況などが一覧で表示されます。
これらはデフォルトのオプションにすぎません。コマンドセンターのScreenXpertの歯車のアイコンから、コマンドセンターを好みに合わせてカスタマイズし、必要なショートカットを表示させることができます。例えば、スクリーンショットを簡単にとることができるSnipping Toolなど、Windows 11のツールをサイドバーに固定することができます。あるいは、クリップボードのショートカットをコマンドセンターに追加することもできます。簡単にアクセスしたいものは何でもピン留めできます。
コマンドセンターにはもう 1 つ便利なユーティリティがあります。コマンドセンター ボタンをタップするのではなく長押しすると、MicrosoftのAIアシスタントである Copilot を呼び出すことができます。
ROG Flow Z13の体験を自由にカスタマイズ
ROG Flow Z13には、豊富なカスタマイズオプションと便利なユーティリティが用意されています。コマンドセンターはほんの一部の機能にすぎません。このデバイスでできることについてもっと知りたい方は、ROG Flow Z13のVRAM 割り当ての変更に関する記事をご覧ください。
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