最高のその先にあるノートパソコン:2022 ROG STRIX SCAR 17 SPECIAL EDITIONを発表
今年の1月、ASUSはROG Strix SCARの2022年モデルを発表しました。それは、すべての競合を打ち負かすために開発した最強レベルのeスポーツゲーミングノートパソコンでした。しかし我々はその現状に満足せず、さらなる高みを目指すために強力な製品を作り出しました。ROG Strix SCAR 17 Special Editionは、ASUSが自信を持ってお送りする、最強を超えた究極のeスポーツ向けゲーミングノートパソコンです。
Strix SCARの2022年モデルは、最新のSpecial Editionよりも軽量なボディと手ごろな価格で十分に優れたゲーミングパフォーマンスを実現しています。それは、ほとんどのゲーマーにとって最高の選択肢と言えるほどです。しかし、最高を超えたさらにその先を求めるゲーマーも存在します。Strix SCAR 17 SEは、そんな究極を求めるゲーマーのために生まれた、最先端の技術とサイバーパンクなデザインを組み合わせた製品です。
世界最高レベルのパフォーマンス
SCAR 17 SEは、8つのPerformanceコアと8つのEfficientコアを備えた、65W TDPのIntel Core i9-12950HXを搭載しています。その強力なCPUパワーによって、最新のゲームやマルチスレッド作業を余裕でこなすことが可能です。また、GPUを無効にすることで消費電力を175Wまで増大させ、動作周波数を5.2GHzという驚異的な値までブーストすることができます。SCAR 17 SEは、強力なゲーミングマシンとしてだけでなく、強力なコンテンツ制作マシンとしても絶大な性能を発揮できるのです。ターボモードでのCinebench R23のスコアは22,275にもなり、デスクトップパソコン向けハイエンドCPUが持つマルチスレッド性能に匹敵する性能を叩き出します。
i9-12950HXのCPUパワーを支えるのは、NVIDIAのGeForce RTX 3080 Ti Laptop GPUです。このGPUは、Dynamic Boostによって最大TGPが175Wにもなっており、ROGノートパソコンでは過去もっとも消費電力が大きなGPUとなります。レイトレーシングやDLSSへの対応に、ストリーミングおよびキャプチャを快適に行えるNVENCへの対応、Adaptive-Syncによるスムーズなゲーム画面の実現など、最新のNVIDIA RTX GPUの機能はすべて備えています。
Strix SCAR 17 SEで選択できる2種類の液晶ディスプレイは、どちらもDolby Visionに対応しており、3msの高速な応答速度を実現しています。ノートパソコン用としては世界最速となる1080p 360Hzの液晶ディスプレイを選んだとしても、より精細な画面を映し出せる1440p 240Hzのパネルを選んだ場合でも、その高速な表示性能の力で、あなたが敵に見付かるよりも早くあなたが敵を見付けることができます。
SCAR 17 SEは最大64GBのDDR5-4800メモリを搭載でき、高速なデータ読み出しが可能なRAID 0構成のPCI Express 4.0対応ストレージも搭載できます。また、強力なゲーミングパフォーマンスを実現するMUXスイッチも搭載しました。2.5G対応のLANポートと最新のWi-Fi 6Eに対応した無線LAN機能を搭載しているので、LAN接続または対応する無線ネットワークに接続して、どこででもオンライン対戦を行えます。二つあるUSB Type-Cポートの内一つはThunderbolt 4に対応しており、また4K 120Hzに対応したHDMI 2.1ポートを一つ搭載するなど、次世代のインターフェースも搭載しています。SCAR 17 SEは、持ち運ばずに使う場合でも、頻繁に移動しながら使う場合でも、どちらの使い方でもゲームで勝ち続けるための最高の環境を提供できます。
冷却面を再設計
ROGのエンジニアは、このハイパワーマシンのために創造力を働かせる必要がありました。その一つが熱伝導グリスに関するものです。SCAR 17 SEは、CPUとGPUの両方にThermal Grizzly製のConductonaut Extreme液体金属グリスを使用したで製品です。Conductonaut Extremeは従来の熱伝導グリスと比較してCPU温度を最高で15度下げることができる超高性能な熱伝導グリスで、そのグリスをCPUだけでなくGPUにも使用することでノートパソコン全体の温度上昇を抑えています。
SCAR 17 SEの冷却面のもう一つの特徴として、ベイパーチャンバーがあります。SCAR 17 SEにはマザーボードの48.8%を覆う巨大なカスタムベイパーチャンバーを搭載しており、CPUやGPUや電源供給周りの部品が常に最高のパフォーマンスを発揮できるようにしてあります。ベイパーチャンバーは、パイプの方向にのみ熱を移動するヒートパイプとは異なり、表面全体に熱を移動し、大きな設置スペースを必要とすることなく熱を素早く吸収して拡散することができます。効率良く熱を移動できるためノートパソコンの表面温度をより低く保つことができ、ゲームでキー操作を行う際に手に不快な熱を感じさせることもありません。また、0.1mm厚の超薄型銅製放熱フィンを使用した四つのヒートシンクと最新のArc Flowファンの組み合わせで熱を効果的に処理し、長時間ゲームをプレイし続けたとしても最高のパフォーマンスを維持することができます。
隠れた秘密
SCAR 17 SEの特別な機能は本体内部だけに留まりません。SCAR 17 SEのボディは何も知らずに見ると、RGBライティング機能とArmor Capを備えたStrix SCARと同じボディに見えますが、実は特別に開発を行ったインビジブルインクという秘密が隠されています。インビジブルインクというのは通常は紙などに使用される特殊なインクです。SCARのような金属製の天板などに使用すると、その特性を長時間維持することができません。そこでROGの開発チームは、SCAR 17 SEの金属天板に完全に馴染むインビジブルインクを時間をかけて開発しました。SCAR 17 SEの天板は、通常の照明下ではマットなメタリックカラーに見えますが、ROG UVライトを当てることで鮮やかなグリーンまたはブルーが浮かび上がってきます。6か月の研究期間と7段階もの配合を経て完成したこの目に見えないインクは、摩耗と耐久性のテストも問題なくクリアし、ユニークで魅力的な製品として、ついにゲーマーの元に届けられます。
インビジブルインクで浮かび上がるサイバーテキストには、SCAR 17 SEと同時にリリースを行う SCAR Runnerというゲームに関するヒントも隠されています。SCAR Runnerは、ゴエモンシティを舞台に主人公の“X”となり、制限時間内にPKDを捕獲して緊急メッセージを回収するという一人称視点のパルクールゲームです。
製品名 | ROG Strix SCAR 17 SE G733CX |
型番 | G733CX-I9XR3080TI |
CPU | インテル® Core™ i9-12950HX プロセッサー |
グラフィックス機能 |
NVIDIA® GeForce RTX™ 3080 Ti Laptop GPU |
ディスプレイ |
17.3型ワイドTFTカラー液晶 |
メインメモリ |
32GB (DDR5-4800) |
記憶装置 | SSD: 4TB RAID0 (2TB×2) (PCI Express 4.0 ×4接続) |
インターフェース |
2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T (RJ45) |
電源 | ACアダプターまたはリチウムポリマーバッテリー (4セル/90Wh) |
バッテリー駆動時間 ※3 | 約7.0時間 ※3 バッテリー駆動時間は、JEITAバッテリー動作時間測定法(Ver2.0)に基付いたものです。また、使用状況や設定などにより変動します。 |
バッテリー充電時間 | 約1.8時間 |
サイズ (突起部除く)と 質量 |
幅395mm×奥行き282.1mm×高さ23.4~28.3mm |